閑な湖畔のモリモ~リ 第3弾
第5章 回想…
ピザ生地も出来上がり
好きな具材をトッピング…ピザ窯に入れ…
ゆらゆらと揺らめくオレンジ色の火の熱で
ピザの香りが厨房に広がる…
「くん…くん…いい香り…」
と、ピーターは
ピザの香りだけで大はしゃぎ…
「こら、こら…ピーター…厨房の中で…
はしゃがないでね…危ないよ…」
その青年もピーターの姿を見て嬉しそう…
「だって、嬉しいんだもん♪」
ピーターは瞳を輝かせて、そう言った…
「うふふ…良かった…でも喜ぶのは、
まだ早いよ…味の方はどうかな?」
と、青年は少し自信無さげ…
「大丈夫だよッ!!
お兄ちゃんの作り方を見てたら
俺のお父さんと同じ作り方だったよ」
ピーターは早く食べたい…と
その青年を急かした…