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【瑞樹と咲樹】

　瑞樹は、
いつもの待ち合わせ場所へと向かった…

　だが、咲樹は待ち合わせ場所に居なかった

「はぁ…っ…はぁ…っ…咲樹ちゃん…
もう…帰っちゃったのかなぁ…」

　瑞樹は息を整えていると…

「…だぁれだ♪」

　後ろから、ひんやりとした
何かが瑞樹の瞼を覆う…紛れもなく…

「咲樹ちゃん…でしょ…捕まえた…」

　瑞樹は振り返り…
いきなり咲樹を抱き締めた…

「きゃ…っ！！もう…瑞樹くんったら…」

　咲樹も瑞樹を優しく抱き締め返した…

「咲樹ちゃん…
逢いたかった…すごく逢いたかったよ…」

　瑞樹は咲樹に口付けをした…

「はぁんむ…ん…っ…くはぁ…ん…っ」

「ちょ、ちょっと瑞樹くん…
みんな…見てるよ…恥ずかしいよぅ…」