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Lovers Game 〜光と影〜

第6章 俺…ピエロ

煌『ただいま〜♪』

龍『晴人くん…ほら…大丈夫だから』

太『・・・フゥ』


数十分後、煌牙たちに連れられて廉の弟、晴人が
なんともスッゲー不貞腐れたツラしてオフィスに来た



『晴人・・・』


廉は真っ赤になってた目を誤魔化しながら歩み寄る



『・・・チッ…やっぱあんたの仕業かよ』



『どこ行ってたの…心配したよ』



性懲りなく悪態つく弟に、廉はどこかキリっとした面構えになって問いかけていた


『心配とかいらないから』


『それは無理』


聞くとこによると?繁華街でワルイセンパイとやらと?
遊び歩いてたとかナントカ?

あ~あ~あ~・・・

なんとも分かりやすくダッセェ
ハンパな❝ヤンチャごっこ❞してやがるぜ

しょうもないガキだぜ


『晴人・・・話したくないなら何も話さなくてもいい
とにかくウチに帰るよ』


『…帰らないって言ったはずだけど』


『・・・。晴人の言い分はなんだっていいから
人様に迷惑かけてないで。ワガママはいい加減にして』


龍『…まぁまぁ…二人とも・・ちょっと一呼吸おいて?
廉さんも・・・まずは晴人くん無事に戻ったんですし・・・ね?』



『・・・~…っ』


たまらず仲裁に入った龍牙の言葉に
廉はやっと引っ込めてた目の水分を隠して唇を噛んで俯いた

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