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Lovers Game 〜光と影〜

第6章 俺…ピエロ

『蓮〜?・・・おはよ?』



『・・・〜』



なんか、、超絶ムナクソな寝覚め

そりゃそうか

煌牙のやつ、本当に俺を〃落とし〃やがった



俺は煌牙の自宅で朝を迎えた。…クソが。



『なんか飲む〜?朝メシにする〜?蓮〜?』



『・・・』



なに〃いつも通り〃の営業スマイルみてぇなツラしてやがるんだよテメェは…・・・クソが。(逆に恐いっての)



『寝覚めのお加減いかが社長♪?』


『・・・サイアク』



『だろーな(笑)』



俺はミサイルぶち込まれたような痛みの響くミゾオチを軽く押さえて起き上がる



廉が…全身全霊、フルパワーのドロップキックで小さい足をめり込ませたって比べもんにならない

煌牙のガチなミゾオチへの一発

記憶も飛ぶわけだ




『世話焼かせすぎ(笑)・・・なにムキになってんの蓮?』



『・・・』



『いつも変だけど…♪…最近変だよ』




煌牙の言葉がちょいちょい…刺さる






いつも・・・変な俺でいい


変なヤツでいる方が楽なんだよ



〃こんな俺〃が出てくると

俺自身が一番めんどくさいって思うから。



ヘラヘラしてるくらいで

変なヤツくらいで

人に笑われてるくらいで良かったんだよ



笑えない事より

バカだのアホだの言われてる方が

人に笑われてる方が、よほど楽だったんだよね

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