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Lovers Game 〜光と影〜

第2章 バカ男 クソ女

「レンさん、失礼します。」

黒服がシャンパンのボトルをレンの席に運んだ。



『・・・え』


覚えのないレンは否定しようとするが



「”あちらの席”のお客様から・・・」




黒服が示すのは俺の席


頃合いかと目をやっていた俺と振り向いたレンの目が合う


ニィ~・・・♪(笑)


チラッとみた一瞬にイタズラな笑みをみせて

ピキっ・・・

レンの眉毛が音を立てるのを確認してから
俺は目をそらした。


(笑)


やることクズ過ぎ?
昔の安っぽいキャバ嬢の嫌がらせみたい?(現役でいたらすまんな)



俺は再びトイレ行くフリしてちらり

『・・・じゃあ、あまり無理をするんじゃないよ?体には気つけるんだよ』


『ぁ・・・ちょ・・っと』


客の男は早々に帰ってしまった。



プっ・・・♪



最低?

ははは、俺はお祝いに差し入れしただけだろ?


あ、ちょっとだけ間違えて?
その席にある酒よりだいぶお高いシャンパン贈っただけだけど?

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