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『・・・ぇ』



空間にヒビが入るように廉は顔を強張らせた



『それが、お前の思う事に対する〃答え〃』



『・・・』



『❝知りたいこと❞は、知れたんじゃねぇの？♪』




『蓮…』




『ぁんだよ･･･お前も案外、簡単な

･･･つまんねぇ女だったな・・・？』



『・・・・』





『❝クリア❞するまでがゲームだろ？

従順になったらつまんねーの、わかるか？

だからお前もういらね。・・・帰れ』



『・・・』


押し黙る廉に、さっさと追い打ちかける



『ｸｽｸｽ・・・それとも？
ハマって忘れらんなかったか？･･･ハハハッ

お前がちゃんと割り切った
❝オトナの関係❞でいれるなら？
相手してやるよ・・・

ホラ・・・裸んなってこっち来いよ♪』




『･･･っ』



パチン・・・っ･･･



『・・・ﾌｯ･･･♪』


頼りない紅葉みたいな手の平手打ち
初めてお前からくらったな？



『ふふ・・・そっか・・なんか･･･

ホントの意味であんたの言った事が分かったかも

余計な事･･･考えなければ、後が楽だもんね』



『・・・』

なんでお前は･･･こんな時だけは物分かりが良いんだよ

なんで･･･怒りひとつ見せないんだよ･･･いつもみたいに





『ぁは・・・でも、ひとつだけ』



『・・・』



『あたしは･･･あの時、、ちゃんと恐かったよ？

あんたが・・・死ななくて、良かった』



『…？』




『優しい人はいつだって。。。つい我慢しちゃって

優しい人に限って・・・早く・・いなくなっちゃう

世の中って、、いつになってもそうだから』




『・・・～』



『だから、それだけは…良かったよ

それじゃぁ・・・・』



パタン…



リビングのドアが閉まって
廉の足音が遠ざかって消えて行った