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Lovers Game 〜光と影〜

第10章 らしくない事するから

『煌牙…』



『ほい♪お疲れ様〜蓮、飲んだ飲んだ』



だから、いつでも俺を
そうやって子守りすんじゃねぇよクソが・・


『ぁはは、や〜ちょっと悪ふざけが過ぎた?
悪い悪い…』




元を辿れば俺の親友


元自衛官の煌牙…それもかなり高位だった



あ、色々と納得いったか?


人の経歴晒す気はなかったんだけどな、つい



そんな身も心も超絶エリートな煌牙が
俺と組んで仕事してるなんて
実はかなり幻じみた現実なんだよな



そして、コイツはやっぱり



『クスクス…蓮・・・珍しく
引きずってんのか?色々…』



『・・・』



『別に〜いいじゃんか?
女なんかどこにでもいるし

遊ぼうがポイ捨てしようが♪
てか、あんなの大した女じゃないって…』



最大にして、唯一

表情(カオ)にも心にもロックをかける事が出来る

本当の〃ポーカーフェイス〃が使えるのは

コイツだけだと思ってる



『違った?♪』


心に鍵かけて、俺ですらたまに身震いするくらい

表情(カオ)は笑って頭半分で喋って、頭もう半分で別の事考えてる…策士な立ち回りの出来るヤツ



『・・・〜』



『ぁ、3秒くらいは勘違いして妬いた?(笑)』




ピクッ・・・




『わかりやす(笑)
相変わらず不器用だよなぁお前もさ…』




『…不要なもんは抱えないだけだ』




『クス…酔うの早すぎ、なぁにカッコつけてんの蓮
〃らしくないこと〃すると…ズッコケて立てないよ?』



『・・・』




『この間の事は仕方ないだろ?防ぎようがない
大丈夫だよ、あの女タフでしょ?(笑)
気にしてたらやってらんないって』



いや、ちょいちょい鬼畜かよコイツ本当の…



『〃感情〃持つことがイコール
足元救われるってわけじゃないだろ…』



『うっせ…そんなにアレが良けりゃお前が囲えよ』



『ふぅ〜ん?♪じゃそうしてみるか
まぁまぁ可愛いもんなぁ、若いし♪』


『おぃ煌牙…・・』




だから俺は…いつも

コイツに上手く…転がされて

なんとか収まってるからな


『最近力み過ぎ…いいんだよ、お前はお前のままで

細かい事は…部下(オレら)が立ち回ればいいんだから』



『〜zzz・・・・』



『・・・お前こそが…〃そのまま〃でいれば良いのに(笑)』

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