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バニーガールホール

第10章  深夜…1時過ぎの巣穴


俺が……ユイにとって…
”都合のいい客”であり続ける事”が
ユイにとっても…、俺にとっても
一番…いい……んだろう……。

「ちょっと…飲み過ぎじゃないのか…?」

ユイが……自分のグラスに
お代わりのウイスキーを注いで。
話の合間合間に…飲んでいる姿を
隣で見ていたから知っているが…。
そのペースは…割と早い印象だった。

俺は……チンポが…勃たなくなったり
出せなくなったり……するかも知れないから
ユイに酒を勧められながらも…、
深酒…し過ぎない…様に
量をセーブしながら…飲んでいたのだが…。

ユイの…昔の男が…飲み過ぎて…
ベッドの上で役立たずになった…事を
いつのどの男の話だか…分からないが。

ユイは…未だに…その時の事を
根に持っている様子だったから。

『大丈夫…ですよ~、
私が飲み過ぎちゃったとしても
寝る場所は上にありますから…』

そう言いながらグイ――と
良い調子でグラスを空にする。

『それに……私が…、飲み過ぎて…ぇ
酔いつぶれちゃったとしても…。
目が醒めたら…裸で…、
ベッドの上で…全部…終わった後に
なったりとか……、ないでしょう?』

「俺の事を…信頼していいのか?
俺が…、悪いヤツじゃないなんて
保障なんて…どこにも…無いんだぞ?
男なんて…みんな…そんなもんだろ」



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