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バニーガールホール

第13章 ましゅまろと美術館



こっちに…ここの入館料も
支払わせて置いて(小銭程度だったが)
お礼をしたいと…ましゅまろが
俺に言って来て……。

「まぁ…、貰わねぇ事も…ねぇけど…」

『じゃあ……、ちょっと
ここじゃ…出来ないし…場所、変えよ?』

そう場所を変えると言って来て。

ましゅまろ…にこっちこっちと
手を引っ張られて、連行されながら
移動した先は……美術館の…
敷地の隅の方で……地下駐車場の
入口がある所から駐車場の…方に
ましゅまろが入って行って。

ここには…歩いて移動して来たから、
駐車場には…俺もましゅまろも
全然…用事がある…場所じゃない。

「おい、待てよ。ましゅまろ、
こっちは駐車場だろ?…
お前、どこ行くつもりなんだよ…?」

『え~?どこって…人気のない…
所に決まってんじゃん…、大丈夫だって』

いや…全然…大丈夫じゃないだろ…、
コイツは一体…美術館の
本館の地下駐車場で何をする気で居るんだよ?

お礼の内容によっては、…俺も
ましゅまろも…美術館を…
出禁に…なってしまいかねないし…。

美術館の…地下駐車場は…
びっくりするほどにガラガラだった。

まぁ…駅からバスも出ているし、
歩いても来れる場所にある
アクセスがいい美術館なので…。
車で…来る…のは…週末ならまだしも…
ド平日のこの時間は…少ないか…。


『ねぇ、お礼…ここで
…渡したいんだけど…?』



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