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悪いオンナ…3
第1章 【癒しの彼女には両想いの彼氏が居て……】
その日から僕たちは毎日のようにLINEで繋がった
お、ログインしてるって思ったらめちゃくちゃ嬉しかったし、通話しながらオンライン対戦とかもして一気に距離が近付いたと思う
夜はいつ連絡入るのか気が気じゃなかった
今日は遅いな…と思ったら
(バイトでした)ってちゃんとメッセージくれたりして
久しぶりに返信する一言一句に時間をかけたりした
(明日から一泊研修なんでログイン出来ません、ごめんなさい)
そんなのもあるんだ……課題も難しいみたい
三流大学の僕とは境遇が違うよな
今までかなり僕に合わせてくれてたのかな
それだと申し訳ないな
何もわからない僕だけが浮かれてて無理させてたのか
「あー!やっぱあの彩花ちゃんが一番可愛かったよなぁ」と連れは会う度に決まり文句みたく言ってくる
「亮はどう思う?」ってこっちに振ってくるな
首を傾げると「お前こそ目で追ってたじゃん」と核心を突いてきたりして面倒くさい
ツーショット撮ったやつ自慢してくんな
見たら会いたくなるだろ
あれ以来会ってはないけど、時々ビデオ通話したりしたから顔は見れてる
家の白い壁しか見えなかったけど、あの何とも言えないオフ感が堪らなく可愛かった……
「彼氏居るのかなぁ?なぁ?」
「し、知らねぇよ」
隠れてこんなに仲良くなってるけど、怖くて聞けない
「なぁ、ナギサ知ってるかな?聞いてみる?」
「おい、やめとけって」
「お前も知りたくねぇのかよ、彼氏居るっていうんなら諦めもつくじゃん?」
「い、居なかったら…?」
「ナギサに言ってもう1回セッティングしてもらう」
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