
微熱に疼く慕情
第5章 【陶酔させてく純情】
ダメだ、合わない…って思っても
精一杯寄り添ってみるよ
もう大智の時みたいに後悔するのは嫌だから
きっと、嫌な事しか見えない時って
自分も変わらなきゃいけない時なのかも…って
合わせるんじゃなくて寄り添う
それでダメになった事はまだないから
その先は現在進行形でお勉強中なんだけどね
「隼人さん……上に乗って良いですか?」
「う、うん……」
先輩はベッドの上だと大胆になる私にメロメロらしい
昼間の地味な私からは想像もしなかっただろうね
騎乗位ピストン、得意なんです
先輩が動いてしまわないように両足で挟んでM字ピストンしたらひとたまりもないですよね
寸止めするけど大丈夫ですか…?
3回…4回…と寸止めしたら泣きついてきますね
こっちがドS感出したらちゃんとМになってくれる
今日はこっちか……
頑張ってドS彼氏に奮闘する先輩も好きですよ……
出ちゃう出ちゃう…って悶絶する姿、
目に焼き付けておきますね
絶倫ではないからそろそろ射精させてあげます
フィニッシュはゴムの中……
「たくさん出ましたね」と括って見せる
「もう……ギャップあり過ぎ」って抱き締められる
使い分けてますからね…とは言わずに
「隼人さんだから…です」と照れてみせる
頑張って騎乗位しました…感が伝わってると嬉しいかな
エヘヘって笑うと甘いキスが待っている
事後のイチャイチャタイム……
「一華とも旅行行きたいな……社員旅行終わったら計画しない?近場でも良いし遠くでも、レンタカーとか借りてさ、ね?楽しいよ、同じ目標に向かってたら仕事の士気も上がるしね」
わぁ、私にはない感覚の持ち主だ
やっぱりそうきましたか、といった感じだけど
先輩が嬉しそうならそれで良いやって思ってしまう
良い思い出とか、出来たりするのかな……
