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2人きりの夜から

第11章 11

 ――ガラガラ

「!!」

「声聞こえてんぞ」

「……先生」

「それ、勝手に引き出し開けたんだな」

「ごめんなさい」

「で、勝手に気持ち良くなってんだ」

「はい」

「使い方知ってたんだね」

「いや、知らなくてこうかなって」

「それ、ウーマナイザーっていうおもちゃ」 

「そんな名前なんですね」

「どうだった?」 

「えっ……と、すぐイッちゃいました」

「だよな、ははっ。勉強してるかと思ったらこれだもんな。ほんと変態」

先生は机で資料を整理しながら、話しかけてくる。めっちゃ恥ずかしい。

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