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2人きりの夜は

第4章 4回目

「はぁ〜疲れたぁぁ」

2時間くらい勉強して今日は終わりにする。歯を磨きに下へ降りると、お兄ちゃんが歯を磨いてた。

歯ブラシをとろうとすると、甘い香りがまだした。

「友達って誰?」

歯を磨きながら聞くと

「同じクラスの人」

「お兄ちゃん、甘い匂いするけど」

「そうか?なんでだろ」

自分の服の匂いを嗅いで不思議そうな顔してる。え、絶対とぼけてるよね、なんかモヤモヤする。

お兄ちゃんは歯を磨き終わって出て行った。友達って名前も言わないしなんなの。

お兄ちゃんの態度はそっけないし、私はそればっか気になって中々寝付けなかった。

朝登校する時にりくとさんにこっそり聞いてみることにした。

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