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磯撫デ

第3章 ふたつ目のお話「足を引く怪」

7月11日の夜半、K実からメッセージアプリ経由でビデオ通話があった。ちょうど食事をしようとした矢先だったので、あとにしてくれといったのだが、「食べながらでもいいから」と無茶なことを言い出す。一瞬、切ろうかと思ったが、K実だからいいかと思い直した。

K実としては、今日聞いてきた話を私に聞いてもらいたかったみたいで、興奮気味に以下の話をしはじめた。

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