︎✿·͜·転生悪役令嬢はやり直したい❀̸
第2章 悪役令嬢は転生する。
感動しているマリエッタに「ハッ!」と今の自分の歳を思い出したフレイア。
「本で読んだの!···ねぇマリエッタ、わたしお腹が空いたわ」
咄嗟に話題を逸らして、マリエッタの袖口をちょいちょいと引っ張るって上目遣いでマリエッタを見上げた。
マリエッタには悩殺ものだろう。
「さすがですお嬢様。公爵令嬢として日々慢心なされて···まだ幼いのに。そうですね、旦那様や奥様も皆様お揃いです。食堂へまいりましょう」
ポッと頬を染めたマリエッタの表情に、フレイアは安堵した。
(な、何とか誤魔化せたわ···けれど、注意しなくては。子供らしく子供らしく···わたくし、小さな頃はどうしていたのかしら··)
マリエッタに手を引かれなが、フレイアは食堂についた。
これから、フレイアは家族と悪役令嬢うのだと思うと、心做しか緊張して来た。
「お嬢様?いかがされましたか?」
マリエッタはキュッと手を握り、膝を折るとフレイアの頭を優しく撫でた。
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