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もしも、

第5章 体育祭




ゴールしたあなたに駆け寄る。

「ごめんね...あたしが
あたしが、遅かったから...」
「そんなことないよ」
「でも、...」
「もう、謝んなって。
お前も俺も頑張ったよ。
それでいいじゃん。...な?」


そう言ってあたしの頭を撫でた。

なんだか、涙が出そうになって
思わずうつむいた。





「...あり、がと...ね。」



「おう。」

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