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あなたの一番になりたいのに

第1章 【こんなにも好きなのに】






「そうじゃないです、ただ…その……」


「大丈夫、ちゃんと正直に言って、受け止めるから」



どうしよう、カンナさんも緊張してる…?
私の理由なんて恥ずかしいだけなのに
めっちゃ真剣な顔して聞く態勢に入ってる…!



「あの、私じゃまだ無理かなって……カンナさん家のお家賃は折半でも物凄く高いんじゃ…?」



だって社長だよ!?
部屋何個あった?
リビングだってめちゃくちゃ広いし
一人で住む広さじゃないよ〜



「あははは…!そんな事か!マジで焦った、ごめん、そこまでは考えてなかったわ、もうおバカ、誰が払わせるか、お給料は自分の為に使いなさい、いや、この私の彼女になったからにはズブズブに甘えさせるからその辺も覚悟しててね?」


「いやいやいやいや、それは甘やかし過ぎですって!私、もう立派な社会人ですよ?ちゃんと自分で…」



あぁ…もう!何でそこでキスするの!
喋れなくなるじゃん……
もうとっくにズブズブに甘えさせられてるよ
トロンとした目で見上げてしまう



「でもミオは私の彼女になったの、自分の彼女の面倒見て何が悪い?とことん幸せにするってもう決定事項なの、観念して?」



額くっつけてきてそのセリフは反則です……
反論出来ない、ズルい



「じゃあ、私は何を返せば良いですか?」


「傍に居てくれるだけで良い、全部叶えてあげる、もっと近くに来て、見定めてよ、私を」


「見定めるだなんて……」


「ミオが嫌がる事は絶対にしない、価値観は擦り寄せていけたらって思う、もうめちゃくちゃ疲れた時とかミオが家に居るってだけで命繋がるの、マジだから」


「大袈裟ですって…私は何も」


「本気で言ってる、一緒に住みたい」



な、なんだ……その、一生のお願い的な眼差しは
両手握られて動けない
目が泳いじゃう



「私だって……疲れて帰って来たカンナさんを癒してあげたいです、でもあまり甘やかさないで……かと言って、放置されるのはもっと嫌です、こんな我儘な私で本当に良いんですか?」










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