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なにしてるの?

第1章 ねぇ、なにしてるの?

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「じゃ、わたし洗っちゃうから、さっさと出て待ってて」

「あ、はい」
 僕は、慌てて浴室を出た。

 ドキドキと高鳴り、昂ぶっていた…
 そして脳裏には、さっきの…
『ゆっくりベッドでヤっちゃおうよね…
 ゆっくりとさぁ…
 ちゃんとぉ、教えてあげるからさぁ…』
 その言葉が、ぐるぐると巡り、また、再び、アソコが熱く、固く、上を向き、震えてきてしまっていた。

「うわ…」
 まさに、夢の様である…

 僕は、サッとカラダを拭き、バスタオルを巻き、リビングに行く。

 ゆりさんのマンションは典型的な2LDK…
『昔、一瞬だけ男と住もうとしてね…』
 借りたそうだ。

 だけど今は、そのもう一つの部屋は完全な物置状態っ化していて…
 そして急な僕の居候には整理が間に合わずに、リビングの三人掛けのソファーが僕のベッド代わりとなっていた。

 だけど…
『ゆっくりベッドで……』
 それは、勿論、ゆりさんの寝室のベッドだろうし、それにもう一つ…
 果たして、どんな格好で待っていればいいのか?
 全部が初めての僕には、分かりようかわなかった。

 裸で待ってるワケにはいかないよなぁ…
 バスタオル一枚でいいのかなぁ?…
 迷いに迷った挙げ句、いくら暖房が効いていても裸では肌寒いから、T シャツにパンツを穿いて、リビングのソファーで待つ事にした。

「………」
 そして、決まって女の人のシャワーは長い。
 僕は、ワクワクを通り越し、ボーっとゆりさんを待っていた。

 ゆりさん…
 悠里叔母さんーー

 母親の六歳年下の妹で、今は、36歳…
 再会は今年に限ってはお正月以来の、ほぼ一年振りであった。
 
 そして僕の大学受験の予備校の冬季講習に上京し、悠里叔母さんのマンションに、約二週間居候する流れに…
『どうせ独りなんだし、いいでしょう』
 と、母親に無理やり頼まれたみたい。

 僕は内心、憧れの悠里叔母さんとの束の間の居候に、ワクワク、ドキドキしていたんだけど…
 悠里叔母さんからにしたら、迷惑に決まっているとも思ってもいた。

 それに、久しぶりに顔を合わせた瞬間の、悠里叔母さんの一瞬の沈黙と…
『もうホント、姉さんたらぁ…』
 僕を見るなりの一瞬困ったような笑いと、呟きと、僅かな沈黙の間に、意気消沈してしまったのだが…

 まさかーー



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