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色づく日常

第3章 好青年あらわる


・・・・・


何だよこの茶髪金髪野郎共
ばか騒ぎしやがって…!
超楽しそうにしやがって…!

しかも共学のくせに女子率低っ!

これじゃ学園ラブストーリーも糞もないな

可愛い子もいないし…

はー、もういい!
病み期到来!


突っ伏して寝ようとした時、


「水瀬くん?」
「ん、へ?」
「水瀬くんだよな、俺白澤佑樹!
具合悪いの?大丈夫?」
「大丈夫…かな?」
「疑問系?(笑)HR終わって
もー帰っていいらしいんだけどさ」
「えっ、まじで?」

考え事しすぎて何も聞いてなかったわ…

「今みんなにアド聞きまくってんの、
 教えてよ!」
「ん?あ、あぁ…携帯…あ、
 あれ、携帯ない」
「まじ?家?」
「……わ、わかんない」
「そっか、残念、見つかったら教えてね」
「うん、教えます」
「じゃ、また明日な!」
「おー」

白澤くんか
中々の好青年、茶髪だけど
いい奴そう


って、携帯!
俺学校に着くまで弄ってたし
家のわけない…
どこで落とした?
ぽっけに入ってたのに…

「はぁ…探しに行くか」

何か嫌な予感がしつつも
俺は通った廊下など
校内を探し回った。

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