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先生とアイツ

第2章 *体育祭

「行ってきまーす」

今日は体育祭。

私は賢斗とタクと和也と海翔と電車に乗る。

あれから静沢先生はすっかりクラスになじんで、 
来月からはちゃんとしたうちの教師になるようだ。

「カイの体育祭はいつ?」

私が聞く。

「来週…だっけな…」

だっけな…って…

はは…









「いーけー!!!!」

わっ!
歓声が上がる。

やった!一位!
私が出てるのは200㍍リレー。

かなり得点が良くて、わたしが走り終わると、クラスのみんなが駆け寄ってきた。

「亜友ちゃんスゴーイ!」

「高島!イェイッ!」

みんなとハイタッチをする。
気持ちいい。


「あーゆ!」

え。

あ、あ!
「静沢先生!」

静沢先生が笑いながら走ってきた。

「お疲れ様。さすが女子リレーアンカー!早かったな!」

「えへへ!」

先生が私の頭をくしゃくしゃする。

「おー!!あゆー!」

これは賢斗と和也と巧夢。
三人はバスケの試合が終わったらしい。

あ、うちの学校は球技大会と体育祭が一緒なの。

「勝ったぜ!そっちは?」

これは和也。

「勝ったよ~!」

私。

「マジか!いぇい!」

賢斗。

「お疲れ」

そして巧夢。

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