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先生とアイツ

第2章 *体育祭

「っしゃ!じゃーみんなグラス持てー」

静沢先生が言う。

「乾杯!」

みんなで声を合わせて言う。  


カチーンっ!グラスがあう音がした。
あ、お酒じゃなくてジュースだよ!






「王様ゲームしようよ~ぉ」

智香が提案する。

お、王様ゲーム?
なんじゃそれ

「何?それ。」

私が聞く。

「割り箸とかに番号と王って字を書いて、
王様になったひとは、
番号を言って、
その番号の人になにかをさせられるの!」

は、はぁ…まぁとりあえず引けばいいの?ね?

いそいそとみんなが割り箸を取り終えたところで、智香が言う。

「王様だーぁれ?」

「あ、、、」

賢斗ぉ~!
初回から賢斗ですか!

「じゃぁ…5番が好きな人を暴露!」

5番…あ、私じゃない。

誰だろ…

「誰?」
和也が聞く。
和也でもないの?

その時、すっと手が上がる。

「た、タクっ?!」

可哀想な人に当たったな…

まぁ気になるし私的にはラッキーだけど。

「王様の命令ゎゼッタイだょ~?」

智香がせかす。

「お、俺は…」

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