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先生とアイツ

第9章 *地獄

「あゆちゃん♡♡♡♡」

あぁ……まただ。

見知らぬ男子が興味本位で私に近づく。
ウザったいなぁ……

「寂しいでしょ?俺と夜過ごしちゃう?!」

わはははっ
まわりの男子は爆笑。

面白くない……
もうヤダ……なんでこんなにツラい想いしなきゃいけないの?!

私、なにもしてないよ?!
うる。
目に涙が溜まってくる。

ヤバっ……

「おい。あゆに何してんの?」

私のからだが後ろに引っ張られて、抱きかかえられる体制になる。

ーー!

賢斗だった。

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