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紫の花

第1章 微熱

「今日も休みマス」

とても集団生活を送れるテンションではない、誰とも話したくない、無理。
そんな日が続いて、親も学校もなんとなくそれを許してくれてる気がして、布団の中からメールする。

相手は担任♂。

独身のおじさん、変わり者、ぼんやりとしか私の中に存在しなかったアイツが、人生変えてくれるなんて、考えてもいなかった、あの日まで…。

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