テキストサイズ

捨て犬と俺と…

第7章 犬の過去

家について電気をつけた。部屋はむしむししててエアコンを27度に設定。


「…翔?こっちきて。」


翔「…え?」


不思議そうにしている翔を俺が座っていたソファーの隣に座らせた。


翔「どした…の?」

「手首。だして」


翔「…えっ……はっはい…」


「右じゃなくて、左手首。」



翔「やだ…………」




「あっ!!!天井になんかいる!!!!」


翔「….ふぇ?」


こんなに上手くいくなんて…翔が上をむいた瞬間に左手首をつかんだ



翔「うっ…いたい…離し…て」



「じゃあ全部話して?」


翔「…やだっ…!…んっいったい…話したら…っ…また一人になる…」


「そんな事ない。俺、翔のこともっと知りたい……信じて?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ