テキストサイズ

不器用

第5章 学校




学年が違う、先輩とは
簡単に会うことさえできない。

姿が見たくても
声が聞きたくても
どれだけ願っても
そうそう叶わないんだ。


でも、その分だけ会えたとき
本当に嬉しくて

だけどあなたは私なんて
見てくれなくて
それでもいい、嬉しいよって
思えたらいいんだけど


回りにいる女の子も、
皆、あなたばかり見て
かっこいいね、って言うから

こわいんだよ。
不安なんだよ。

あなたの彼女になるのは、
他の誰でもない私がいいの。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ