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不器用

第10章 少しの



学校中であなたを探すけど
こんなに多いと
いくら視力がいいあたしでも困難で

あなたかな?って
遠目に思う人はいるけど
声をかけるほどの確実性はなくて。

というより、
声をかける勇気はなくて。


ねぇ、少しだけでいい。

たった少しの勇気と
たった少しの奇跡を
あたしにちょーだい?

そしたらもっと頑張れるから。

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