
素直になれたら...
第4章 *初めての...
「こーくん、ダメ...」
こーくんを突き放す。
そんな時もこーくんは優しい。
キスを止めて、謝るこーくん。
『ごめん...つい...』
「違うの、もうこれ以上キスされたら、私、止まらない...」
『止めなくてもいいの...?』
「だから、止まらない...」
こーくんにしがみつく。
こーくんは、私を優しく押し倒す...
舌が絡まる
絡みつく
出会ったその日に...
そんなのは嫌いだった。
欲求不満でもなかった。
なのに、彼とのキスは
本能の赴くまま交わるキス.....
今まで経験した気持ちとは違った。
私はその日、彼と身体を重ねた。
それくらい好きだったから...
