
素直になれたら...
第8章 *過去から、友達へ...
冷え込みも厳しい年明け...
新しい年となる。
よーし、今年も頑張っていこ!
主婦の私にとっては忙しい時期。
とりあえず、3日までは休みをとれた。
夫の実家、自分の実家、初詣、初売り....
充実した年明けだった。
明日から仕事かぁ...
疲れたのか、子供たちも早めに就寝。
一人の時間。
そんな時、携帯がメールを受信する。
またか...
また、あのサイトから。
いつものどうでもいい知らない人からのメッセージ...
と、思った。
でも、違った。
メッセージの差出人は、こーくん。
そのメッセージを、開く手は震えた。
私という存在を忘れてしまったメッセージ...
そんな予感がした。
まだ、私はどこかで、
こーくんは遊んでなんかいなくて、
こーくんは本当に私を好きでいてくれた。
そんな有り得ないことを
信じていたかったんだと思う。
こーくんのことを信じていたかったんだと思う。
