無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

しばらくして、こーくんからの返信。

<元気です！
それより...ずっと謝りたくて...

りなさん...ごめん。
あの時は色々あって、俺...>



きっと音信不通に対して、
ずっと気にしてたのかな。



色々。

...理由は聞きたいけど、聞くのが怖かった。

<大丈夫だよー。
もう過ぎたことはいいから。
こうして謝ってきてくれたことだけで充分！>

<相変わらず優しいね。
メールしようとしたら、遅れなくて....
メアド変わった？
でも、こうやってまた連絡とれてよかった。>


優しさなんかじゃないのに...
ただ、臆病なだけなのに...

メアドは、こーくんを吹っ切る為に変えたんだけどね...



それから、色んな話をした。
変わったことは、私達の関係。
前から友達だったかのような会話。



音信不通の、理由は知らないまま




それでも、やっぱり嬉しかった。

彼とまた繋がることができた。

そんな嬉しさが溢れてきた。




<また連絡していい？>

そんな風に言ってくれたけど、
何も期待はしてなかった。




なのに、翌日も、
翌々日も、こーくんからはメールがきた。

音信不通になる前の想い合うメールとはちょっと違う、
友達同士が会話するようなメール。




私、こーくんと友達になれたんだ！