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好きになっちゃった。

第19章 本当の過去

「ちょっと待ってください。俊は確かに体は弱いですよ!?しかし死ぬのは間違ってますよ!」

「間違ってないわよ。これが嘘だと思う?」

お母さんの瞳は嘘をついていない。

「なんで俊が死ぬの?」


「あのこは、小さい頃からずっと病院にいたの。病名は分からないの。」

「なおらないの?」

「治る確率は0よ。あとの余命は2日。」

「2日っておかしいですよ。嘘って言ってください」

そう健さんは泣いていた。


「お母さん…余命は延びるかも知れないよね?明日になればもう1日だよ?あんな元気なのに、死ぬ訳ないよ!?」

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