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6日間の奇跡

第2章 1日目後半

それで終われば良かった。
デザートに杏仁豆腐が出てきて、さすがに食べれるだろうとミカンをパクリ。

問題なし。
しかし周りでは、何やらうめき声がした。

そこで勇気を出して、杏仁豆腐を口に運ぶと理由が分かった。

あれが食べ物というなら、鉄でも食べれてしまうのではないか。
そう感じるほどだった。

歯磨き粉。
歯磨き粉の味がした。
しかもかなりきつめ…

誰一人、二度と手を出さなかった。
フルーツは食べたのだろうか、真っ白な個体だけが残っている。

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