【短】またね。
第1章 *終わりのない始まり*
ある日。
私は、図書室で
一冊の本を見つけた。
そこは、あまり人が
来ないところで…
そこを、私は、
なんとなく見ていた。
その棚は、
すごく昔の本ばかりがあって…
その中で一冊だけ…
棚に馴染んでいない本があった。
それは、本……と言うより、
誰かが手作りした物だった。
題名は『君へ……』
そんな本が、私はすごく気になって…
その場で読み始めた。
内容は、
男の子二人と、女の子一人の
三角関係みたいな話だった。
男の子目線で書かれてある。
きっと、これを書いたのは
男の子なんだろう。