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たからもの

第4章 想い

硬直していると
飲みものが運ばれてきた


…とりあえず書こう



昨日はありがとう…?

いやいや
なんか変だな………


卒業おめでとう

……もっと変だな
むしろ私も卒業したしな……




書いては消して
また書いては消してを繰り返した

葉ちゃんは緊張がとけた様子で
アイスティーをすすりながら
私の困った姿を見て微笑んでいた





……出来た



温かかったはずの紅茶は
すっかり冷めていた



もう一度見直す








昨日は卒業代表お疲れさまでした

会って話がしたいんだけど
いつだったら都合がいいかな?






たったこれだけ

このたったこれだけのために
何十分かかったんだろう………




誤字とかないかを確認し、送信っ!







緊張するぅー(。´Д⊂)

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