テキストサイズ

たからもの

第6章 授かり婚

帰って早々なんだ??
といった感じに首を傾げつつ
渡されたものをジッと見る


「…え?……えぇ?!」


めちゃめちゃ驚いたようで
(私なんも言ってなかったし)

何度も何度も交互に見る



「できたってこと!?」

驚きながら私に確認する彼は
私が喜んだ以上に
子どもを授かったことを喜んだ顔だった



その顔をみて安心しました





「病院いってないから
 きちんとは分からないけど多分…」

そんな私の話を
聞いてるのか聞いてないのか


「うわーうわー!まじかー!!」


聞いてないな(笑)
こんなに喜ばれるとは…






携帯を取り出す彼




「…?」

携帯を私に差し出すと
カメラが起動していた



箱と検査薬が見えるようにし
得意の変顔



撮れってことか(;´д`)





撮った写真を確認すると
じーっと見て満足そうにニマニマ笑う

…(;´д`)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ