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『う…そ…///』



自分でも信じられなかった




もう何年も笑えずにいたのが、ただ大志の寝顔を見ただけで笑えたのだ



こんなちょっとしたことで…






『た…大志…あたし…///』





笑えた…


今あたし、笑ってるよ






『ねぇ、大志…///』





見て




あたしの笑顔を見て




ほら、口元は上がってるし、目尻は下がるよ




大志、見て




あたしを、見て…














『…』



姫は大志を揺すっていた手を止めた





あたしは、笑えた






笑ってしまった…









もし大志にこのことが知れたら、どうなるの？




そんなことなったら…













『まだお別れなんて…したくなぃよぉ…』









不思議だった









今までずっと笑えなかったから知らなかったけど…





人は笑顔に、



涙を足すことだって出来るんだね