無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

――――――――――



ザァアアア…キュッ


斉藤はシャワーを止め、湯に浸かった




何となく顔半分を沈めたりして、頭の中を整理していく






「…なかなか、利口な子じゃねぇか…」




あの状態なら、もっと自分が欲しかった情報を喋るかと思ってた…



嘘を言ったとしても、どこかで矛盾が生じるかと…



そう思っていたが、姫の言葉には際立っておかしな点はなかった




「…」




斉藤はチャプッと手を出し、合わせた





「ゆうひ様…ゴメンなさい」









…けど



白じゃねぇ




絶対何かある







姫ちゃんは、おそらく…


いや、間違いなく西浦財閥の令嬢だ




でも大志は…？




姫ちゃんとどうやって知り合った…？







考えられるものはいくつかある




ただ





そうでないことを願うだけだ…