All Arounder
第47章 New House
「んで…たちまち寝るとこどうする?」
大志は口をモグモグとさせながら言った
「そやねー…ベッド買わへん?」
「いや、もう4人で寝よー」
バシャアッ!!
「うっわ冷てー!!何すんだよ葵ー!?」
「あんたアホか、そんなん大志君と姫ちゃんに悪いやろ」
葵はコトッと空になったグラスを置いた
「だからってぶっかけることねーだろー!?」
『でも4人だったら暖かいよね』
姫は小さくうふふと笑った
「おい姫、正気で言ってんのか…?」
『え?』
「退斗が言い出したことやで、ろくなことあらへんよ?」
『え、でも冬とかー…』
姫は人差し指を空中でクルクルと回した
「だからそうじゃなくて…」
「いや、姫ちゃんが正しい、4人で寝よー!!
そのうち体からほてってくるから…」
バシャアッ!!
「冷てぇえー大志ぃいー!!」
「お前は黙ってろ」