無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

大志は食器棚から、スプーンを一本取り出した




それで鍋の中身を取り出し、パクリと食べた




『…!?大志だめだよ、お腹壊しちゃう…!!』




姫は止めようとするが、大志は無視して二口目を食べる





『大志ぃ!!』




すると大志は、姫の頭に手を置いた


そのまま髪を、くしゃくしゃと撫でる







「姫の作ったもんは…まずくねぇよ」





『…』






「オレのために作ってくれたんだから…うめぇに決まってんだろ」





『大志…///』






「だから、棄てたりすんな」






『…』





また姫は、身体を震わせた






『ふぇえ…大志ぃい…』





ゆっくりとしがみつき、


姫は大志の胸の中で泣いた






わかってくれれば、それでいいんだ




大志は姫の背中をポンポンと叩いた














『大志…じゃあこれからは、いっぱい作るから、全部食べてね』





顔を上げ、姫はにっこりと笑う






「え…いや…まぁそれはいいや」




『食べてくれるんでしょ？』






「え、んと…どうだろうな…」













その日の夜中、大志は腹痛で眠れなかったとか





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