狼と白頭巾ちゃん
第19章 疼く身体
絶頂し、そのまま気絶してしまったライラ…。
まだ身体はびくびくと小さな痙攣を繰り返している。
その傍らでシンは、膨張しきった自身へとライラの蜜で濡れた手を当てがった。
「……うっ………」
そのまま自身を握り激しく上下させると、くぐもった声がシンの口から漏れ出す。
「うっ…ふぅっ……」
横たわるライラを見詰めながら、シンは更に激しく上下を繰り返す。
そして、荒い息でライラ…ライラ…とうわごとのように呟きながら、
くっ…、と小さな呻き声を上げ、白濁を草の上へと放った。
雨はすっかり止み、雲の切れ間からは、幾つかの細い光が差し込んでいた。