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極上年下彼氏

第14章 彼女

「朱美…」


立ち聞きしているようでばつが悪るかった。


苦笑いして手をちょっとだけ上げた。


理人は彼女を無視して、自転車を押して私の元へ来た。


「行こうぜ」


「うん」


彼女をチラッと見た。


私を凄い目で睨みつけている。


まるでその目は戦いを挑むような挑戦的な目だ。


怯む私を見透かされるのが嫌で、目を逸らし、理人の後ろを歩き出した。


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