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極上年下彼氏

第27章 新年

「ねぇ、朱美、何お願いした?」


「えっと~進路の事かな」


「ふ~ん、それだけ?」


「後は、内緒」


本当は理人と仲良くいれますようにってお願いしたんだけど、
照れ臭くて言えなかった。


「理人は?」


「朱美がずっと俺を好きでいてくれますようにってお願いした」


理人が照れもせずサラッと言うので、
私の方がドキドキしてしまう。


「そんなのお願いしなくても、好きだから」


「何?」


聞こえてた筈なのに聞き返す、意地悪な理人。


「お願いしなくても、好きって言ったの」


私はちょっとむきになって言った。

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