えっち大好き
第14章 えっちなマッサージ
最近、体調があまり良くない。
いろんな男とえっちしてるから
腰が痛いの。
猫背も治したい。
「…整体マッサージにでも行くかぁ」
家の近くにある個人業の
小さな整体を見つけた。
これなら予約なしでも入れそうだ。
「すいませーん」
入ってみると、一人も客はいない。
受付から、ひょこっと男性が顔を出した。
「おや。お客様とは、珍しい」
30歳前ぐらいかな…
爽やかな笑顔の男は、薄い水色の
シャツと、白いズボンを穿いていて
あぁ、この人が先生かな。
と、何となく思った。
「じゃあ、まずは症状から
聞きましょうか」
彼はカルテを取り出した。
「腰が痛くて…猫背も治したいです」
「なるほど」
慣れた手つきで、カルテに
ペンを走らせる。
「肩とか背中も凝ってる気がして…」
りなは重い肩を上下させた。
「わかりました。では、全身に
マッサージかけましょう」
「マッサージ、ですか?」
「全身をリラックスさせてからの
方が効果は高いんですよ」
なるほどね、と納得した。
彼の左胸には、田中という
名札がつけられていた。
田中先生…か
りなは指示された通り台に寝転がった。
「この格好で大丈夫ですか?」
「そうですね~、よろしければ
下着は脱いでいただいて、
その上からスカートと上着を
きていただけますか?」
え、下着脱ぐの…?
ちょっとびっくりしたけど
マッサージは初めてだし
そんなもんなんだろう、
と思っていわれた通りにした。