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きのう抱いたきみを僕はまだ知らない。

第2章 セミの音の色

あなたの見る世界とわたしの見る世界は違うから。

出すもん出し尽くして、
ぼっとしてたら突然彼女が言った。

塞がれた窓の隙間から、
朝日が細いラインで差し込む、
どこにでもあるラブホテルの一室。

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