
過去日記
第4章 2011年6月
練習はますますきつくなるし、部活が終わって一緒に帰るときも、殆んど会話らしい会話がない日も多くなった。
それでも若菜は俺が一緒に居るというそれだけで満足だと言ってくれた。
だから俺も無理には話しかけようとはしなかった。
家に帰ると夕飯はともかく、お風呂に入る気力さえなく、リビングでぶっ倒れていることもしょっちゅうあるって言っていた。
体力トレーニングは1年の時からやってることだから、今更驚くことじゃない。
むしろパートリーダーとしてのプレッシャーからくる精神的疲れの方が大きかったんじゃないかと思う。
