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過去日記

第7章 2011年9月


一時的に退院しただけだ。


それに、退院したところで、練習に参加していない若菜が、今更大会に出られるわけがない。


かえってみんなの足を引っ張るだけだ。


若菜もそれは充分承知していた。


「ねぇ隼人」


「うん?」


「私のこと、今でも好き?」


「何言ってんだよ。好きに決まってんだろ?」

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