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「麻央！どうゆうことだ！」

勝也が怒りを爆発させた。

時刻は6時20分
5ヶ所の候補から、海の形をしたプールがある温水プールを探して回ったのだが、海など無かったのだ。

「ごめん…ごめん…」
勝也が怒り、麻央が落ち込んでいるのは、つい先刻メールで今日中に三人を見つけれなかったら、殺す。
と伝えられたからだ。


「どうすんだよ！」
勝也は麻央を責めていたわけではない。ただ焦りから、麻央に当たっているのだ。


「麻央…なんで温水プールに海があると思ったの。」

「昔、家族で行ったんだ…」

そこに海があった…

「ごめん…」
梨絵は麻央の正面に立つと、麻生を抱きしめた。

「まだ終わらない…」