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好きって言って?

第10章 運命の出会いなんてこの世にはない。

-結衣-

悠樹の隣
あそこは私の居場所だった。
もちろん過去形。

悠樹の隣は美怜ちゃん
なんかモヤモヤして息苦しい。
あんな仲良くなかったのに。
なんで笑顔で話してるの?

私、私が悠樹の隣にいたのに

でもね?
今、私の隣には
凛くんがいるんだ。
付き合ってはない。もちろん
だけど、
一緒にいてくれてる。

私の運命の人は凛くんなんだ。

必死にそう思おうとしている自分がいた。
けど、いつも悠樹の顔が浮かんでくる。
まだ私悠樹に恋してるんだ。

悠樹に

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