テキストサイズ

好きって言って?

第10章 運命の出会いなんてこの世にはない。

~。~

結衣が雑用していると
悠樹が教室に入ってきた。

結衣は誰もくるはずがないと思っていたから
ビックリしていた。


『悠樹?どしたの?』

『あ~忘れもん。結衣は?』

『雑用ですよん!!笑』

『手伝うよ。』

『いいよ。大変だし』

『大変そうだから手伝う!!』

『ありがと。』

『どーいたまして』


2人は黙々と作業しだす。

悠樹が
『凛と付き合うの?』
『え?なんで?』
『仲いいじゃん?』
『あ~でも、付き合うとかはないよ』
『そか。』
『悠樹は?美怜ちゃんと付き合うの?』
『は?ないから。仲いいだけ!!』
『そっか。』

・・・

しばらく沈黙が続いた
すると、結衣が口を開いた

『私たちは運命の相手じゃなかったんだね。』

悠樹は
『俺はお前が本気で好きだ。』

『だ?』
悠樹が現在進行形で言ったのを結衣は聞き逃さなかった。

『あ。そうだよ。俺はお前をまだ好きなんだよ。』

『なんでよ。私、運命の出会いなんてこの世にはない。って思い込もうとしてたのに・・・』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ