刑事とJK~続編~
第8章 江戸っ子交通安全!?
正吉と南淵の前に立っていたのは
なんと死んだはずの泰輔之助だったのです
『おとっつぁん…』
「何で…あんたが生きて…?」
「泰輔之助さん!!」
真理子姫は泰輔之助に抱き着きました
そんな真理子姫を、泰輔之助は優しい目で見つめます
「よかったわ…生きてたのね…」
「真理子姫、心配かけて申し訳ない…」
南淵は現状が把握できません
「さっき何が起こったんだ…?それに、泰輔之助はどうして…」
「ふっ」
泰輔之助は微笑を漏らしました
「実はあの握り飯を食べたら、俺の中に交通安全の神様が降りてきたんだよ」
「こ、交通安全の神様!??」
「ああ、実際君たちは、道に飛び出しただろう?
馬に当たりそうになったのを、神の力で俺が助けてやったんだ」
「交通安全の神様…恐れ入りました」
正吉と南淵は、泰輔之助の前に平伏しました
「―――さぁ、これで君も道路の近くで遊ぶのが危ないってわかっただろう?
だからこんなことは絶対しないでおこうね。
交通安全の神様は、良い子の味方だからね!!」
―――こうして、泰輔之助と真理子姫はめでたく結婚し
おゆうと正吉はラブラブに
おあすと南淵も、良い関係になり
皆幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
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