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刑事とJK~続編~

第12章 修行僧再び


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『で?』


ゆうひはコンをテーブルに着かせ、
自分と斉藤はその前に座った



『何しに来たんですか?』



ゆうひは明らかに不機嫌だった

斉藤も、この時のゆうひにだけはちょっかいを出さない



「実は俺、山篭もりしてました」


『知ってます』



コンは椅子の上でも座禅を組んでいる



「男を磨いた俺を、斉藤先輩に見てもらいたくて来ました!!」


「えー…」


めんどくさ…




「そして親友のシゲから、斉藤先輩の後輩の座を奪うためでもあります!!」



勝手にやってくれー…




「お、もうすぐ仕事の時間だな…じゃ」



斉藤は席から立ち上がり、着替え始めた




『あ、シャツ洗っといたよ』



と、ゆうひが干してあるシャツに手を伸ばそうとしたとき

コンが先にそのシャツを取った



『(は…?)』



「斉藤先輩、お着せしますよ!!?」



コンはバンッとシャツを広げた


「いやいや、自分で着るって」


「そうですか!!では!!」



ズイッとシャツを斉藤に渡した





『…あ、ハンカチ持ってく?』


ゆうひは今度はハンカチを取ろうとしたが

またもやコンに先を越された




「どうぞ斉藤先輩!!」


「お、おう…」




『……』





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